今回は作製したヘッドホンアンプをKT3300に組み込むための、工作編です。
ヘッドホンジャック、音量調節用のVRの取り付けと、電源回路を考えたいと思います。
まずは、電源の確保ですが、
内蔵の電源トランスは、チューナー回路用に12V程度と、照明の電球用に7V程度の出力があるようです。
電流容量はよく分かりませんが、12Vのほうは、用途的に推測して、それほど容量がとれるとは思えません。
7Vのほうは、照明の電球を照らす程なので、まあまあ電流がとれるのではないかと思います。
そこで、7V巻線から、電源を取ろうと思います。ただ、照明が電球のままだと、電流不足になりそうなので、照明は電球からLEDに変更しようと思います。
方向性が決まったところで、工作をします。
正面パネルに、穴あけ加工しました。
左下、電源スイッチの右、元々ステレオランプが付いていた穴をΦ6.5mmのヘッドホンジャック用に大きくし、その右のチューニングメーター用の角穴の更に右に、音量調節用のVRを取り付ける穴を開けました。
・・・もう、後には戻れません。
内パネルにも穴を開け、ヘッドホンジャックをVRを取り付け。
ヘッドホンジャックの取り付けは少し難儀しました。内パネルにそのまま取り付けられるかと思っていましたが、
正面(化粧)パネルを取り付けるとジャックの位置が奥まってしまいます。
ジャックが内パネルから完全に出るように内パネルの穴を広げて、
ジャックを取り付けるプレートを作り、
取り付けました。
取り付いた、ヘッドホンジャック。
見た目メーカー製と何の遜色もなく・・・かどうかは分かりませんけど、イイ感じに取り付いたと思います。
ヘッドホンアンプ回路用に、6Vの電源回路を組みました。
照明の配線を取り外し、電源トランスの7V巻線(青線)を作製した電源回路に接続しています。
回路はこんな感じ。
3端子レギュレータの7806を使った、簡単なものです。
さて、続きは次回で、
では、また。