まだまだ暑い日が続くこの頃です。が、夜外に出てみると、どこからともなく鈴虫の音色など聴くこともできます。
・・・季節のめぐりを感じるここ最近です。
さて、なんだか久しぶりに書く気がしますが、、、
トランジスタでアンプなんぞ、作っておりました。
アンプ部の回路図は、こんな感じ。
2SD2012と2SB1375のプッシュプルで、24V単電源で約3.5W出力です。
電源部はこんな感じです。
アンプを最大出力にすると、片chあたり約1A消費するので、ステレオ構成にすると2A以上の容量が要ります。
電源トランスは、余裕持って、20V/3Aとしました。
(2Aでも、まあ、問題なく使えると思いますし、1W位までの出力ならば1Aのトランスでも使えると思います)
ところで、このような単電源のアンプあるあるですが、スピーカーを繋いで、電源を入れた際、スピーカーから“ボッッツ”音がします。
これは、アンプの出力に入っているコンデンサ(上のアンプ回路図でC104)が、電源を投入した瞬間充電されますが、この充電電流がスピーカーにも流れ込むためです。
この現象を回避するには、コンデンサを充電させてから、スピーカーに繋ぐようにします。
で、このような回路を作りました。
アンプの出力とスピーカーの間に、リレーを入れていますが、このリレーは電源投入数秒後に働きます。この数秒間に、R113の100Ω経由でC104を充電させ、充電したところでスピーカーに切り替えるという算段です。これで、電源投入時の“ボッッツ”音も消えました。
回路図をまとめると、こんな感じになります。
・・・2SD2012と2SB1375・・・既に生産中止になっていますが・・・在庫お持ちの方、どうでしょうか?
音的にはけっこう悪くないと思いますよ。