今回は、昔作って、使っていたものの話です。
十数年前、オールドミニに乗っていた時に作って取り付けていた、間欠ワイパーを紹介します。
オールドミニと云っても、ホントに古いMKTやMKUではなく、私が乗っていたのは’94製1.3インジェクション車で、それをセンターキー化していましたので、それを前提に作っています。違う環境の車ならば、もしかしたら更に一工夫必要かも知れません。
当時、ワイパーの動作速度をアナログ的に調整できるキットは市販されてたものの、間欠動作させるキットは見当たらなかったので、作ってみたものでした。
(当時は、MKT、MKUなどを“オールドミニ”と呼んでいましたよね)
さて、作製の前に、動いているワイパーの、どの位置でワイパーのスイッチを切っても、ワイパーは定位置まで戻って止まりますよね。この機能、どういう原理なのでしょうか。まずはこの原理を解明(?)してみましょう。
注意
ここからの解説は、センターキー化していた私の当時の車と、参考文献からの、私の考察です。なので、細かいところは現物と違っている箇所があるかも知れません。ご了承ください。
ミニの2スピードワイパーモーターには、5本の線が配線されています。ひとつはモーターのアース線。次に、ワイパースイッチからモーターへの電源が2つのスピード分2本引かれてます。
更にワイパーモーターには秘密があって、実はモーター内部にスイッチがひとつ内蔵されています。このスイッチを、“オートリターンスイッチ”と呼ぶことにしましょう。残りの2本線は、このスイッチから出ている線で、この2本がかなり鍵を握っています。この2本が何処に繋がるかというと、1本は、ワイパースイッチの前、ACC電源に、もう1本はワイパースイッチの端子の1つに繋がっています。
今までの解説を盛り込んだ、ワイパーの予想配線図はこのようになります。
モーター内部のハイスピードコイル、もしくはロースピードコイルに電流が流れば、モーターが回ってワイパーが動作します。更にオートリターンスイッチはワイパーが定位置に戻った時だけ切れ、定位置ではない時は導通しています。(ここ、かなり重要です[E:coldsweats01])
さて、もうお判りになられた方もいらっしゃるかもですが、ここでワイパーを動作させた時の、モーターへの電流の流れ方をみてみましょう。
まず、普通にワイパースイッチを入れて、ワイパーを動かしている場合です。
図中、青い矢印が、電流の流れです。
ACC電源からヒューズを通り、ON側に倒れたワイパースイッチを通り、スピード切り替えスイッチでHIGHかLOWどちらかを選択し、HIGHかLOWどちらかのコイルに電流が流れ、モーターが回ります。
なお、ワイパー稼働中のオートリターンスイッチは、ワイパーが定位置に来た時は接点が離れ、定位置以外の時は接点が繋がっている、「“ON”、時々“OFF”」を繰り返しています。が、普通に稼働している時はここには電流が流れてないので、オートリターンスイッチの動作が直接ワイパーの動作に現れることはありません。
次に、ワイパー稼働中にワイパースイッチをOFFにした場合を見てみましょう。
ワイパースイッチをOFFにしても、ワイパーが定位置以外の場合、オートリターンスイッチが導通しているため、図のような経路で電流が流れ、モーターは回り続けます。
そして、ワイパーが定位置にくると、
オートリターンスイッチも切れ、モーターは停止します。
以上が、ワイパーをどの位置でOFFにしても、定位置に戻ってから止まる原理です。
(参考文献:ミニ・スーパーメンテナンスU)
間欠動作は、この機能を利用しています。
例えば小雨の時など、ワイパーを1回だけ動かしたい時、スイッチを一瞬入れて、すぐに切るという操作、誰もがしたことがあると思います。(センターキー化していない、コラムからレバーが伸びるタイプのワイパースイッチには、バネでレバーが自動的にOFF位置に戻る、ワンアクション機能も付いていますよね)
つまり、スイッチを一瞬入れて、すぐに切るという操作を自動的に一定間隔で継続出来れば、間欠機能が出来上がるわけです[E:good]
さて、考え方も分かったところで話が少し長くなりそうなので、次回に続けます[E:coldsweats01]
注意!!
この記事の、文章、配線図、回路図等で発生した、いかなる損害にも責任を負いません!!もし、参考にされる場合は、配線、回路等を充分熟知し、安全を第一にし、自己責任によりお願い致します。
・・・交差点で、雨も降ってないのにワイパーを動かしてしまう・・・
ウィンカーレバーとワイパーレバーの位置が、一般的な国産車と逆になっている、ミニあるあるじゃないですか〜?[E:coldsweats01]
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